がんについて
がん治療の今日の進歩
このことにより、本当に治療をするべき標的が分かったため、従来の治療に補足が必要となり、治療方法が一変する可能性が出てきたのです。
循環腫瘍細胞(CTC:Circulating Tumor Cell)とは?
抹消血循環腫瘍細胞のこと。初期のがん細胞から遊離したもので、血流に入り循環することによって離れた器官に、がんを広げる可能性があります。
循環幹細胞(CSC:Circulating Stem Cell)とは?
がん幹細胞様細胞といい、幹細胞のこと。これが再発、転移の大元で、がんの根源といわれています。上記の循環腫瘍細胞(CTC)の多くは、この循環幹細胞(CSC)の要素を有しています。
例)
CTCの数値が3未満:慢性疾患として、がんとの共存の可能性が高い
CTCの数値が5未満:何らかの治療の継続を検討することが望ましい
CTCの数値が5以上:手術が成功であっても、予後が悪い可能性があるため、さらなる治療への積極的な試みが望ましい
がん細胞がいかに手強いか
がん細胞の手強さ
・増殖するため、正常細胞より成長スピードが速い
・人の臓器に侵食・浸透していき、転移を活性化する
・人の免疫細胞を惑わせ、免疫による攻撃を回避する
・自分自身を不死化するように遺伝変化する
・自分自身の細胞死に抵抗する能力がある
・血管を新生して人から栄養を奪い、人を栄養失調にする
・体内に炎症があるとそれを利用して増殖する
・生き残り、生長のための経路が豊富である
※参考文献:Royal North Shore Hospital Clin Oncol(R Coll Radiol)2005 Jun:17(4):294
がんの手強さへの対処方法
(1)抗がん剤や天然成分のがん細胞殺傷効果判定
天然成分(約50種)を6日間投与
結果では、以下のことをお知らせいたします。
■ がんCTC、CSCに最も殺傷効果があった抗がん剤の報告
■ 最も効果があった分子標的剤の報告
■ 放射線、温熱治療の可否の報告
■ 身体に優しい天然成分の効果判定
- 患者様が個人的に使用中のサプリメント等、天然成分の効果判定もします。
- 天然成分には日本由来の製品、アメリカの医療向けサプリメント等が含まれ、治療の導入が検討されます。
- 購入方法、服用方法は全て国内の医療機関が手配します。
- 欧米では患者様の状態によって、抗がん剤が耐えられない状態の場合、天然成分で体調を改善してから行います。
(2)CTC、CSCの遺伝子からみる、個人個人の異なる
がんの性格、病態の実態、予後の予測
CTC、CSCの遺伝子の発現を調べます。この発現状態を調べると、がん細胞の性格と共に、予後に対処すべき次の状態が分かります。
◆ がんの体内での浸潤能力の強さ
◆ がんが不死化しているか
◆ 強力な転移能力があるか
◆ 代謝のスピードを上げて、増殖が強いか
◆ 人の血管にパイプを伸ばして栄養を摂る能力が強いか
このような、病気の拡大要因が判明するため、欧米ではこの検査(2)に基づく、悪い遺伝子の発現を抑制するアンチセンス治療(別資料)があります。この治療は、火事の火元を消す試みです。
このように、前ページの(1)と、この(2)により、転移・再発に関わるCTC、CSCの詳細が分かるため、緻密な治療につながる可能性が高くなります。また、治療の効果判定がフォロー検査で分かります。
がんと共存するために
最初にも述べましたが、がん細胞は賢く、がんになると治療は厳しく、根治は難しいといわれています。がんを取り除くことは必要ですが、その後、根治はできなくても、がんが転移・再発しないようリスク管理と、CTCの数値が上がらないようなフォローを続けていくことで、がんと上手に付き合い、共存していくことはできます。
そして、がんと共存していくために何が必要なのかといった検査や、身体に負担をかけない天然成分を使用した抗がん剤などは、日々進化を遂げています。これらを最大限に活用し、自分にあった治療法を探すことが重要です。がんを殺すには、相当なエネルギーと、がん全ての危険な経路に治療を行う必要性があます。
がん治療が上手くいかないと諦めるのではなく、何が自分に合うのかを調べるためにも、自分の体内にあるがんは、どのようなメカニズムで生存しているのか、どの抗がん剤、どの分子標的、どの天然成分が効果があるのかを検証できるCTC検査をお試しください。
CTC検査などの詳しい資料は、受診病院、クリニックにお問い合わせください。